闇もどき部屋へようこそ
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太陽が昇りはじめ、カーテンが開いた部屋は徐々に明るくなってきた。
行為に及ぼうとするアスランにカガリは必死に抵抗して喚いた。
「やだっやだっやだっーー!!」
アスランは暴れるカガリの両腕を押さえつけた。
「あんな大胆に自分から誘っておいて、今更拒むのか?」
「だから昨日は違うんだって、兎に角どうかしていたんだ!」
カガリは体を左右にねじってここから逃げ出そうと試みた。
「今更何を言っている?」
「嫌なものは嫌だーー!」
アスランはふとカガリが履いているズボンのベルト(リボンベルト)に目が留まった。
暴れるカガリの両腕を頭上で纏めて片手で押さえつけた。そして、ズボンに付けているベルト(リボンベルト)を取り上げると、押さえつけていた腕に巻き付け縛り上げた。
「ーー何をするんだ。解けーー!」
「あんまり煩いと口を塞ぐぞ。ついでに目隠しでもするか?」
カガリは恐怖に顔が引き攣った。
大人しくなったのをいいことに、アスランは慣れた手つきでカガリが履いていたパンツ(ズボン)と下着を脱がした。そして、身に着けていた服を上に押しのけた。
生まれたままの姿をアスランの前に晒した。
カガリは恥ずかしさと恐怖心から、ぎゅっと目蓋を閉じれば、首筋に温かい唇が触れるのを感じた。
**
アスランは露わになった肌に唇を寄せると舌で這りながら掌で二つの乳房を弄んだ。カガリが抵抗出来ないことをいいことに柔らかな肌を堪能した。
躰を這いずる唇や舌や指に嫌悪感を抱いていたカガリだったが、徐々に反応が変わっていった。頭は抵抗するも躰が敏感に反応するようになり、口からは甘い吐息を漏らすようになっていった。
乳房をまさぐりながら、アスランの空いた片手はカガリの花びらに辿り、指を入れ掻き回した。
入れられた指にはじめは悶えたカガリだったが、徐々に体が火照りだし快楽を感じ出した。
既にカガリの両足を割ってアスランの躰が入り込んでいた。だから茂みで覆い隠す場所も否応なく直視された。
「口では嫌だと言いながらもここは濡れてるぞ。女のここは正直だよな」
アスランの揶揄する声にカガリの顔は更に真っ赤になった。
カガリは悔しい気持ちでいっぱいになるが、どうにもできなかった。だからこの屈辱に目蓋をギュッと閉じて耐えるしかなかった。
カガリの花びらをアスランの熱い舌先がピチャピチャと舐めた。そして、花びらの襞を割り舌先を捻じ込むように押し込んだ。
「やあ──あああ・・・」
蠢く舌に気持ち悪いと思うも、次第にその感触に慣れてきたのか、中を蠢く生温かい舌にカガリは徐々に熱い息が漏れ出した。
花びらから蜜が溢れ、濡れたことを確認するとアスランはカガリの太腿を持ち上げた。そして、頗る雄を押し当てると、ゆっくり挿入した。
カガリはあまりの痛さに涙が溢れそうになったが、ギュッと目蓋を閉じて堪えた。
アスランはカガリの様子を知ってか知らずか、そのままググッと押し込み奥深くまで銜えさせた。
奥歯を噛み締め痛さに耐えていたカガリだったが、余りの痛さに頭を振った。だが声は決して出さなかった。
押し込まれて陰部がジンジンして痛かった。しかし、アスランが腰を振り出し律動しだした。
深く浅くと繰り返せば、それに合わせて膨らんだ二つの乳房も揺れ動く。
はじめは痛さに顔を歪めていたカガリだった。だがその痛さは徐々に快感へと変わっていった。
何かに縋りたくて縛られた手を動かせば、結んだ箇所が緩くなったのか、アスランが解いたのか、それはわからないが腕が自由に動かせれた。
カガリはシーツを手で握りしめた。それは先程とは違う強い快感の波が襲ってきたからだ。それをどう受け止めてよいのかわからずただ怖く感じた。
「ああっ・・・」と声を上げるも、また、声を押し殺した。
カガリは味わったことのない快感の波に飲み込まれないように必死に堪えた。
アスランはどこか怒った顔をして動きを止めると言った。
「強情な女だなーー。声を出せばいいだろう。それとも感じない振りをして俺を試しているのか?」
頑なに瞳をギュッと閉じたまま、顔を小さく左右に振った。そんなカガリの態度に、呆れたのか、怒ったのか、アスランは強い口調で言い放った。
「じゃ、勝手にしろ!」
そう言って腰を振り出そうとした時、カガリの口からポロリと言葉が零れた。
「こわい・・・」
アスランは唐突に言われ、何が?と聞き返そうとするが、ふと気付けば、カガリの手が震えながらシーツをギュッと強く握る指が目に入った。
‥‥‥‥まさか?
アスランは強く握り閉める手をシーツから離すと、震える指先にキスを落とした。そして、自分の肩にその手を持っていった。
「俺に掴まってろ」
漸く開いたカガリの瞳は怖さに泣きそうだった。
自分を涙目で見つめるカガリにアスランは高ぶる欲望を煽られた。そして、アスランは欲情のままに腰を動かしはじめた。
カガリはアスランにしがみついた。
人肌の温もりの安堵からか、アスランにしがみつきながら感じるままに声を上げ出した。
「ああ──やっあああ・・・・・・」
必死に縋るカガリの仕草にアスランの知らない感情を掻き立てられた。
アスランの首に細い腕を絡め必死に抱き縋るカガリに、今まで感じたことのない何かを感じた。そして、アスランは自分の感じる快感のままに律動した。
カガリは全身が小刻みに震えて熱い息を吐き、甲高く声を上げた。
アスランも達した。だが間に合わずに中で吐精してしまった。こんな失敗は初めてだった。
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アスランは雄を抜くと放心状態のカガリの姿を上から見下ろした。そして、素っ気ない態度でカガリに言った。
「だから女は何を考えているのか全く理解できない」
アスランはベッドから降りると部屋を出て行った。
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カガリは昨日自分がやってしまった行動に凄く後悔した。だがもう遅かった。そう思うと悔しくて自然と涙が零れ始めた。
だが何時までも泣いているわけにはいかないと、手の甲で涙を拭いた。そして、陰部がジンジンと痛み違和感が残る中、ゆっくりと躰を起こしてベッドの上で座り込んだ。まだこの状況に何も考えられず、ただぼんやりとしていた。
あれからどれぐらい経ったのだろうか、アスランが部屋に戻ってきた。シャワーを浴びてきたのだろう、髪がまだ濡れていた。
カガリは慌てて見えていた胸をシーツで隠した。
アスランは淡々と話しかけた。
「初めてならそう言え」
そう言うと、お札(お金)をベッドの上に置いた。
カガリは怒った顔をみせると言った。。
「そんなのいらない。馬鹿にするな!」
「ならいい」
アスランはお札を拾い上げると部屋から出て行った。
──やはり最低な男だったじゃないか!カガリは身に染みてわかった。
2023年3月14日 修正済